コンセントのないリビングの真ん中や脱衣所など、欲しい場所にピンポイントで涼しさを届けられる据え置き型のコードレス扇風機。
しかし、いざ買おうと思って家電量販店に行っても店頭にはほとんど置いておらず、ネットで検索してもヒットするのは小さな卓上型やハンディファンばかり……。
「リビングでメインとして使える普通のサイズ」を探し出すだけでも、本当に苦労しますよね。
ようやく見つけた数少ない選択肢の中から、どれを選べばいいのか迷ってしまいませんか?
結論から言うと、コードレス扇風機選びで最も重要なのは、デザインや価格ではなく「充電しながら使えるか(コンセント直結で有線としても動くか)」です。
ここを見落とすと、バッテリー切れのたびに風が止まる「動かない置物」を買うことになります。
この記事では、「リビングのメインとして使える、据え置き型」に厳選し、主要5製品を徹底的に比較します。
我が家が最終的にrecolte(レコルト)の「RFN-2」を選んだ理由と、あなたのご家庭に合わせた最適な1台の選び方を、自分で購入して使って分かった経験とメーカーへの直接問い合わせで確認した事実をもとに分かりやすく解説します。
なお、「据え置き型・リビングで使えるサイズ」に条件を絞ってネットで検索すると、選択肢そのものが驚くほど少ないのが現状です。
今回比較した5製品は、その条件で実際に見つけられた製品です。
比較したのは、以下の5製品です。
- recolte(レコルト):コードレス サーキュレーション扇風機 RFN-2
- edir(エディル):BLDCコードレス扇風機 ED-FAN2
- Russell Hobbs(ラッセルホブス):充電式折りたたみファン FC8000
- ニトリ:DCタイプ折りたためるコードレス扇風機(FD04NR)
- ドウシシャ:Kamomefan +c move K-F23AY
結論:「充電しながら使えて、首振り角度も選べる」のは2製品
コードレス扇風機を「リビングのメイン機」として使う場合、最も避けたいのは「バッテリー切れで風が止まる」事態です。
充電しながら運転できる製品なら、コンセントに繋いだまま有線扇風機として使い続けられるため、バッテリー残量を気にする必要がありません。
この「充電しながら使えること」が、コードレス扇風機選びで最初に確認すべき条件です。
5製品を比較した結果、この条件と「用途に合わせた首振り角度の調整」という2つを制約なくクリアしたのは、recolte RFN-2とedir ED-FAN2の2製品でした。
ラッセルホブス FC8000はメーカーへの電話確認で「充電しながら使える」ことが判明しましたが、ハイパワー+首振り運転中は充電が追いつかない場合があるという条件が付きます。
ニトリとドウシシャは、コードレスとしての運用面で、それぞれ明確な注意点(弱点)を抱えています。
まずは、最も重要である「充電方式」の比較から詳しく見ていきましょう。
1. 充電しながら使えるか|製品別比較
バッテリーが切れた際、コンセントに繋げばそのまま有線扇風機として快適に運転を続けられるかどうかを比較しました。
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| 製品名 | 充電しながらの使用 | 補足・仕様の違い |
|---|---|---|
| recolte RFN-2 | ◎ できる | 専用アダプターをコンセントに直結する有線兼用方式。ハイパワー首振り運転中でも充電が消費に追いつく |
| edir ED-FAN2 | ◎できる | マグネット式充電。公式Q&AおよびAmazon口コミでも充電中の使用を確認 |
| ラッセルホブス FC8000 | ○条件付きでできる | メーカーへの電話確認でできることを確認。ただしハイパワー+首振り運転中は充電が追いつかない場合あり |
| ニトリ(折りたたみ) | ✕ できない | バッテリーの劣化を防ぐため、メーカー仕様で運転中の充電は不可。 |
| ドウシシャ Kamomefan move | △ 条件付きでできる | 別売バッテリー装着時は充電しながら使用可。ただし充電速度が非常に遅く、実質コードを差しっぱなしにしなければならない場面が生じる可能性あり |
製品ごとの注意点
recolte RFN-2
まずはコードレスで自由に使い、バッテリーが切れたら専用アダプターをコンセントに繋ぐ——それだけで有線扇風機に切り替わり、風を出しながら同時に充電が始まります。充電が溜まったらアダプターを外してまたコードレスに戻す、という使い方ができるため、「バッテリーが切れたら風が止まる」という場面が一度も発生しません。実際に購入して使ってみて分かったことですが、ハイパワー+首振り運転中でも充電が消費をしっかり上回るため、5製品中もっとも「充電しながらの使用」に安心感がある製品です。

ラッセルホブス FC8000
2026年6月発売の新しい製品で、メーカーへの電話確認で「充電しながら使える」ことが判明しました。ただし、ハイパワーかつ首振り運転中は充電が追いつかない場合があるとのこと。通常の風量で使う分には問題なく、「強風で長時間首振り」という使い方をする方は注意が必要です。また価格が27,500円と5製品中最も高いため、機能の充実さとコストのバランスを考えて選ぶ製品です。
ニトリ
メーカーへの電話確認で「運転中は充電できない」仕様を確認しました。バッテリーが切れたら充電が溜まるまで使えないため、いちばん暑い日中に止まってしまうと、しばらく風を浴びられない時間が生じます(フル充電は約6時間)。価格と折りたたみ機能は魅力的ですが、リビングでの常用を考えると注意点になります。
ドウシシャ(Kamomefan move)
別売の専用バッテリーパック「Genki Pack」(1,800mAh、約7,700円)を装着した状態では充電しながら使えることが確認できましたが、充電速度がかなり遅くなるとのこと。結果的にコードを差しっぱなしにしなければならない場面が出てくる可能性があります。本体価格(約25,000円)と合わせると合計3万円を超える点も含めて、検討する際は知っておきたいポイントです。
edir ED-FAN2
1万5,000円台という価格でありながら、15,000mAh(3.7V基準)という大容量バッテリーを搭載しており、コスパの良さが目立つ製品です。公式サイトのQ&AおよびAmazonの購入者口コミでも充電しながらの使用が確認されています。ただし、国内のサポート窓口や保証体制が確認できませんでした。万が一の故障や問い合わせ時のサポートを重視する方は、この点を購入前に確認しておくことをおすすめします。
2. 首振り角度の比較(風の快適さ)
コードレスに限らず、扇風機選び全般で盲点になりやすいのが「首振りの角度(振れ幅)を調整できるか」です。
一人で使うときに首振りが広すぎると、自分に風が戻ってくるまでの待ち時間が長くなり、体感の涼しさが半減します。
用途に合わせて角度を絞れるかどうかが快適さの分かれ目です。
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| 製品名 | 左右首振り角度 | 角度の段階選択 | 上下首振り | 3D首振り |
|---|---|---|---|---|
| recolte RFN-2 | 60° / 90° / 120° / 150° | ◯ 4段階 | 上90° / 下25°(自動) | ◯ あり |
| edir ED-FAN2 | 60° / 90° / 120° | ◯ 3段階 | 40° / 100°(自動) | ◯ あり(立体360°) |
| ラッセルホブス FC8000 | 60° / 120° | ◯ 2段階 | 0〜90°(手動) | ✕ なし |
| ニトリ | 60°固定 | ✕ 不可 | 170°(手動) | ✕ なし |
| ドウシシャ Kamomefan move | 70°固定 | ✕ 不可 | 100°(自動) | ◯ あり(立体360°) |
左右の角度を段階で調整できるのはrecolte(4段階)、edir(3段階)、**ラッセルホブス(2段階)**の3製品です。一人の時は角度を狭めて効率よく涼み、家族でリビングにいる時は広く振る、という柔軟な使い分けができるため、日々の小さな不快感が生まれません。ニトリとドウシシャは左右角度が固定されているため、パーソナルな使い分けにはやや不向きです。
3D首振り(左右と上下を組み合わせた立体的な首振り)は、recolte・edir・ドウシシャの3製品が対応しています。部屋全体に空気を循環させるサーキュレーターとしても使えるため、夏の冷房効率アップだけでなく、冬の暖房の効率化や、室内干しの洗濯物を乾かす用途にも活躍します。「夏だけ使う扇風機」ではなく「一年中使える家電」として考えると、3D首振りの有無は意外と大きな差になります。
3. 5製品のスペック比較
価格や運転時間に加えて、購入直前に多くの方が気になる「フル充電時間」「本体の高さ(最大)」についても、公式情報およびメーカーへの問い合わせで確認できた範囲でまとめました。
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| 製品名 | バッテリー容量 | 連続運転時間(最小/最大) | フル充電時間 | 最大高さ | 重量 | 参考価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| recolte RFN-2 | 2,600mAh×4個 | 約30時間 / 約2.5時間 | 約2.5時間 | 約97cm | 約3.5kg | 2万円前後 |
| edir ED-FAN2 | 15,000mAh(3.7V基準) | 約50時間 / ?不明 | 約5時間 | 約108cm | 約3.9kg | 15,850円 |
| ラッセルホブス FC8000 | 4,400mAh | 約44時間 / 約3.5時間 | 約4時間 | 約79cm | 約3.6kg | 27,500円 |
| ニトリ | 4,000mAh | 約18時間 / 約1.5時間 | 約6時間 | 約80cm | 約2.7kg | 14,900円前後 |
| ドウシシャ Kamomefan move | 別売「Genki Pack」1,800mAh | 約2.5〜25時間(条件による) | 約4時間 | 約59cm | 約2.6kg(バッテリー込み約2.9kg) | 本体+別売で約33,000円 |
充電スピードはレコルトが頭ひとつ抜けています:他の製品がフル充電に4〜6時間かかる中、約2.5時間で満タンになる早さは、リビングでの普段使いで強みになります。
価格が安いニトリは「スタミナ面」の割り切りが必要:価格は一番安いニトリですが、充電に6時間かかる上に「運転中は充電できない(メーカー確認済み)」、さらに最大風量では1.5時間しか持たないなど、夏のメイン機として使うには電源まわりの制約がいくつかある点に注意が必要です。
edirはコスパと容量のバランスが良い:1万5,000円台という価格でありながら、5製品中もっとも大きいバッテリー容量(15,000mAh)を搭載しています。高さも108cmと5製品中最も高く、背の高い位置から風を送れる点もメリットです。
ドウシシャは高さに注意:最大59cmと5製品の中で唯一60cm以下のため、床に置いたままでは風が低い位置にとどまります。子どもやペットがいる家庭では合っているかもしれませんが、大人のリビングのメイン機としてはやや物足りないかもしれません。
4. DCモーター・お手入れ・バッテリー寿命の比較
価格やスペック以外にも、長く使う上で気になるポイントがあります。「静音性に関わるモーターの種類」「お手入れのしやすさ」「バッテリーが寿命を迎えたときの対応」の3点です。各メーカーへ直接電話して確認できた情報をもとにまとめました。
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| 製品名 | DCモーター | お手入れ(分解・水洗い) | バッテリー寿命時の対応 | 標準使用期間 |
|---|---|---|---|---|
| recolte RFN-2 | ◯ DCモーター | ◯ 前後ガード・羽根とも取り外し可 | ◯ ベーススタンドごと交換可(約11,000円) | 6年 |
| edir ED-FAN2 | ◯ BLDCモーター(DCより省電力らしい) | ◯ 全パーツ分解可 | △ 交換可能(料金は要問い合わせ) | 5年以上を想定(メーカー情報) |
| ラッセルホブス FC8000 | ◯ DCモーター | ◯ 前ガード・羽根とも取り外し可(プラスドライバー必要) | △ 交換可能(元払いで送付・交換代約11,330円) | 5年 |
| ニトリ | ◯ DCモーター | ◯ 前ガード・羽根とも取り外し可(プラスドライバー必要) | ✕ 交換不可 | 4年 |
| ドウシシャ Kamomefan move | ◯ DCモーター | ◯ 工具不要でワンタッチ分解可(前ガード・羽根) | ◯ 別売バッテリーをセルフ交換可 | 充電500回が寿命の目安。夏3か月・1日1〜2回充電で換算すると約3〜5年 |
メーカーへの電話確認で、主に以下の点が新たに判明しました。
recolte RFN-2:バッテリーの交換はベーススタンドごとの交換になり、費用は約11,000円。標準使用期間は6年で、5製品の中では最も長い設計です。羽根とガードは前後とも取り外し可能で、お手入れのしやすさも確認できました。
edir ED-FAN2:搭載しているのは通常のDCモーターよりさらに省電力とされるBLDCモーター(ブラシレスDCモーター)です。バッテリー交換は可能ですが、費用は問い合わせ時点では不明でした。全パーツ分解可能で、清潔に保ちやすい設計です。Makuakeのプロジェクト情報によると、バッテリーは最低5年以上の使用を想定しているとのこと。ただし、前述の通り国内のサポート窓口が確認できていない点は留意が必要です。
ラッセルホブス FC8000:バッテリー交換はメーカー送付での対応となり、費用は約11,330円。標準使用期間は5年です。
ニトリ:標準使用期間は4年と5製品の中で最も短く、バッテリーの交換は不可です。故障・寿命時は買い替えになります。
ドウシシャ(Kamomefan move):別売バッテリーのセルフ交換が可能なのは引き続き強みですが、バッテリーの充電サイクルは約500回が目安。夏の3〜4か月だけ使うとすれば、毎日1回充電で概算3年程度の計算になります。工具なしでワンタッチ分解できる点はお手入れのしやすさとしても優秀です。
失敗しないための最終2択:あなたに合うのはどっち?
「充電しながら確実に使える」「首振り角度が選べる」という2つの条件を制約なくクリアし、かつバッテリー寿命・サポート面まで総合的に見て安心して選べるのは、**recolte(RFN-2)とedir(ED-FAN2)**の2製品です。
ラッセルホブスも「充電しながら使える」ことは確認できましたが、ハイパワー首振り時の制約・27,500円という価格帯・高さが79cmと5製品中2番目に低い点も踏まえると、万人向けの選択肢とは言いにくい状況です。
どちらを選べば一番後悔しないのか、あなたの重視するポイントに合わせて選んでください。
① デザイン・充電速度・長期使用を重視するなら → recolte RFN-2
スリムなヘッドと、経年劣化の黄ばみが目立ちにくいモダンな「フレンチグレー」または「ナチュラルホワイト」の2色展開。わずか2.5時間でフル充電でき、万が一将来バッテリーがヘタっても約11,000円でスタンドごと交換できます。標準使用期間が6年と5製品中最長で、メーカーへの問い合わせ体制も安心感があります。2万円前後という価格設定も含め、バランスの良い選択肢です。

② 予算を抑えつつ大容量バッテリー・高さを重視するなら → edir ED-FAN2
15,850円という価格でありながら、5製品中もっとも大きい15,000mAhのバッテリーと、最大108cmという高さを両立しています。BLDCモーターによる省電力性能も魅力で、全パーツ分解可能なお手入れのしやすさも◎。伸縮式の支柱は継ぎ目が少なくすっきりした見た目です。ただし、国内サポートの確認が取れていない点は購入前に許容できるか確認してください。色はホワイト1色のみです。
まとめ
店頭にもなかなか置いておらず、ネットで探すのも一苦労な据え置き型コードレス扇風機。
だからこそ、メーカーの宣伝文句だけでなく、今回ご紹介した「充電方式」「首振り角度」「バッテリー寿命」という実際に確認できる基準で選ぶことが、失敗を防ぐ近道です。
この記事の比較情報は、スペック表だけでなく各メーカーのお客様相談室への直接電話で確認した事実をもとにしています。
記事を読んでもまだ気になる点がある場合は、購入前に同様にメーカーへ直接問い合わせるのが確実です。
我が家が最終的に選び、毎日リビングで愛用しているレコルト RFN-2の、さらに詳しいリアルな検証レビュー(リモコンの感度や、設定の記憶機能の注意点、3.5kgの実際のサイズ感など)は、以下の個別レビュー記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてチェックして、ひと夏を快適に過ごせるリビング環境を作ってみてください。
今回紹介した5製品



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